今年の新規上場社数は昨年を上回る予想であり、これから上場を目指すIPO準備会社も多数出てきており、ベンチャー市場は注目されてきております。
IPOを控えた企業の増加を受け、上場準備体制の構築に関連した求人ニーズが高まっています。これまでは営業系やエンジニアへのニーズが中心でしたが、上場を本格的に視野に入れる企業が増えていることから、ここ半年は特に管理部門を強化するための採用が多くなってきています。
そこに遣り甲斐を求める人材も増加し、従来からのベンチャー志向の人材に留らず大手企業、外資系企業などからも優秀な人材が流動してきております。
ベンチャー向きの人材とは、一般的には、ストレス耐性がある、逆境に強い、行動力がある、チャレンジ精神がある、問題解決力がある、などマインド面を中心に表現されることがあります。
企業のステージの違いはあれど大手企業と比較し、社会的な知名度・信用度の低さ、福利厚生や各種制度の不整備、事業・経営の不安定さなどがあり、そもそもこれから様々なことを作り上げる段階であるため、そこを理解しチャレンジする覚悟や強さが何より必要であると感じます。
ベンチャー企業での業務は決して楽ではありません。人数が少ない中で業務を兼任することもあり、上場準備もやらなければならないし、対外的な対応もしなければいけない、時に幅広い管理部門実務を任されることもあります。
大変ですけど、だからこそかけがえのない貴重な経験が得られるのだと思います。
また、一口にベンチャー企業と言ってもアーリーステージだけでなく、ミドルステージやレイターステージの企業もあり、それぞれ企業規模も環境も異なります。そういう観点から検討していただくことで選択肢も広がりますし、その中から自身の目標を実現できる、カルチャーとフィットする、方向性を共有できる企業を選んでいただくことが大事であると思います。
この一時だけではなく、これから先も継続して人材が成長企業、ベンチャー市場へ目を向け、活躍できる選択肢が広がりますことを願っております。それがベンチャー企業の成長を実現し社会の活性化にも繋がるはずです。
弊社はそのような思いを持ち続け人材支援に携わりたく思います。
(丸尾)