少子高齢化の急速な進展に伴い、生産年齢人口の減少が大きな社会的課題となっています。
そのような中で女性の雇用の在り方について注目されております。
今後の将来を中長期的な視点で考えても若年労働力は減少傾向にあり、女性の活用が日本経済を支えていく上で課題解消のポイントになるかもしれません。
成長企業でのビジネスでも、新しいワークスタイルとしてクラウドソーシングが広がっています。
クラウドソーシングで眠っている女性雇用の活用を実現する、web上で個人などに業務委託するといったビジネスモデルとして急成長を遂げている企業も複数社あります。
実務経験を積みスキルを身につけているにもかかわらず、結婚や出産・子育てなどで離職を余儀なくされた女性がその合間をぬって仕事を請け負うサービスであり、育児をしながら仕事を続けたい女性のニーズにも合っているようです。
日本の労働力人口の減少を解決する可能性を秘めたサービスであると言われ、普及が期待されております。
最近は、成長企業でも女性の活用を積極的に取り組んでいる企業も多くなってきております。
女性の戦力を重視し仕事と育児を両立し活躍できる環境を整えております。
福利厚生面において、出産・育児支援制度を充実させ、育児休暇、時間単位休暇、フレックスタイム、復職制度など実際に取得実績があり取得しやすい風土作りをしている所に企業の本気度が伺えます。
中には育児短時間勤務制度、子供のイベントや病気の際に利用するこども休暇、出産立会い休暇、従業員の健康管理を考えた各種制度、など趣向を凝らした制度を設ける会社もあります。
また、厚生労働省が、男性労働者の育児参加を促進し業務改善を図る企業を表彰する「イクメン企業アワード2014」などを実施し、男性労働者の育児と仕事との両立支援を促進する取り組みについて推奨しております。
大手企業ではなかなか導入が難しい制度も、中小・成長企業では経営陣の方針ですぐにも導入でき実績も出しやすい環境があり、中小・成長企業が優秀な人材を獲得する有効な手段になるかもしれません。
ただ形だけ制度を導入しても意味がなく、実際に制度を活用できる環境作りが必要であり、
様々な働き方、雇用形態に順応できる組織・制度構築がこれからの企業には求められてくると思います。
女性活用に関わらず、優秀な人材・必要な人材を獲得できるよう、採用した人材が長く働けるよう、従業員が働く現場に目を向け、働きやすいカルチャー・環境作りなど魅力ある企業を目指すために経営陣は努力をしなければならないと感じます。
そのような意識の高い会社がますます増え、働きやすい環境作りが世の中に定着していけばと願っております。
弊社としても、可能な範囲で働く意欲ある女性のご支援ができればと思います。
(丸尾)