IPOディスカウントとは、新規上場時ファイナンスの公開価格決定プロセスにおいて、想定される時価総額に対して、一定範囲のディスカウントを行い公開価格を決定すること、もしくはそのディスカウント部分のことをいいます。

 

 

 

 


IPOディスカウントの意義)

IPOディスカウントが行われるのは、以下のような理由によるとされています。

  より多くの関心・需要を喚起する

・従来、市場評価のなかった株式の適正価格を発見するために、価格算定能力の高い投資家の関心を高め、価格に関する、より多くの情報を入手する

・一気に大量に供給される株式の消化と、流通市場への円滑な移行を促進する

  相対的な情報不足への対応

新規上場会社は既存の上場会社に比べ、投資家が入手できる情報が乏しいことから、IPOディスカウントにより、情報収集能力に劣る投資家の投資意欲を換気する

  上場日までの期間リスクへの対応

ブックビルディングの標準的な日程では、ブックビルディングの仮条件価格帯決定から上場日まで、概ね3週間を要します

  その他

 

(想定発行価格決定時のIPOディスカウント)

上場時ファイナンスの際に、新規上場会社が財務局に提出する有価証券届出書には、発行価額の総額の見込額等の算出のために、想定発行価格を記載します。(注)

この想定発行価格は、以下のようなプロセスを経て決定されます。

  主幹事証券会社は、発行会社の事業内容・利益計画の検討、類似会社との比較等を行い、上場後の想定される時価総額を算出する

  主幹事証券会社は、①で算出した時価総額にIPOディスカウントを加味した価格(帯)を算出し、想定発行価格案として会社に提示

  会社と主幹事証券会社が協議の上、想定発行価格を決定

 

(注)想定発行価格の記載された目論見書を使用して、会社はロードショーを実施し、プレ・マーケティングの結果を勘案して、ブックビルディングの仮条件価格帯が決定されます。

 

関連項目:有価証券届出書目論見書ロードショーブックビルディング発行価格、引受価額

 

2024IPO社数(予定を含む)=26*

2023IPO社数(通期)=96*

 

4月12日現在

市場別

2024

(含予定)

2023

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

0

3

23

0

0

1

0

2

23

66

5

1

1

0

 Qボード 0 1

合計

   27

99

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

 

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2023IPO社数(通期)=96*

2022IPO社数(通期)=91*

 

市場別

2023

2022

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

2

23

66

5

1

1

0

3※1

142

70※3

2

0

2

1

 Qボード 1 0

合計

   99

92

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

1:東証11社を含みます。

2:東証2部+JQ4社を含みます。

3:マザーズ10社を含みます。

2022IPO社数=91

2021年IPO社数=125社

 

市場別

2022

 

2021

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

東証1

2

10

60

1

6

東証2

3

8

マザーズ

10

93

JASDAQ

メイン-名

1

2

16

名証2

0

3

ネクスト-名

セントレックス

2

0

1

Qボード

アンビシャス

0

3

合計

92

130

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。