2015年元旦 「常識」

2015年元旦 「常識」

                                                                     鈴木 博司

 

明けましておめでとうございます。

 

毎年、過去を振り返り、今後の動向を考えています。

 

ブログでは、2013年は「健全」、2014年は「人」にスポットを当てていました。そろそろ問題が出てくる時期なのです。やはりと

 

言うのでしょうか、昨年は残念ながら一部の会社のトップによる不祥事が出てしまいました。会社及びトップの信用は一瞬にし

 

て崩れ去ってしまったのです。何故、このような事が起こるのでしょうか? 

 

時にIPO直後の会社は、普通なら「常識」的には考えられないことが起こってしまう事があります。JSOXの導入を行っている会

 

社でも不祥事が起こっています。何故でしょうか?

 

開示されたオープンになっている事例を見て思う事があります。多くはトップが関与しているか、トップが承知している事で問題

 

になっている事実です。

 

JSOXでは上場会社としての常識的な内部統制を導入する仕組みが機能しない時があることを意味するのか。いや、仕組みは

 

十分でも、トップの意識で有効性に差が出ると言う事です。では、トップはJSOXの導入作業にどこまで関与しているでしょう

 

か?

 

多くの会社はCFOや事務局が中心となって導入を行いことが多いのです。それ故、極端にはトップは内容を理解していなくても

 

誰かが導入してくれたものにサインするだけと形骸化し、他人事のように思っているからトップが「常識」では考えられないことを

 

起こしてしまうのではないでしょうか。そもそも、過去の上場準備を十分行った会社では、JSOXが導入される前でも、不祥事は

 

それ程変わらないのではないでしょうか。重要なのはトップの意識だと言う事です。

 

最近の新規上場会社には過去のようなステータスは無くなってきているように思います。上場を検討している会社の社長は、

 

知人の「あんな会社でも」「こんな会社でも」上場出来るんだと思っているのではないでしょうか。特に昨年末は私が想像した以

 

上に新規上場会社が増えました。急いで前倒して上場したと思うのは私だけでしょうか。

 

社長が早く確実に上場したいと思う気持ちを、IPO関係者が後押ししたと言うのが表面上の表現ですが、実のところ指導が不

 

十分であった面も拭いきれないのでしょう。

 

来年は大型である郵政が9月頃上場する予定と発表されています。IPO業界の動向としてはどのような意識になるか? そう、

 

市況が崩れる前に早く上場したいと思うでしょう。

 

早く上場する事が目的になり、常識的な意識改革は置き去りになる恐れがあるのです。

 

不幸な社長(経営者)をこれ以上作らないように、関連して、不幸な投資家を作らないようにすることが、健全な市場育成を目指

 

す関係者の務めだと改めて思います。しかし、上場会社の社長になることの責任意識の希薄化を食い止めるような意識改革

 

は難しいものです。弊社でも永遠のテーマだと思っています。                                                     

 

                                                                                                                                                       

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