クリスマスイルミネーションが澄んだ空気に映える季節となりました。最近ではテレビコマーシャルでクリスマスクリーニングなるフレーズを耳にすることがあります。23日が祝日ということもあり、年末の大掃除を前倒ししてクリスマスをすっきりして迎えましょうというコンセプトだと理解しています。
このように年末年始は比較的纏まった時間を確保できる貴重な機会だと思います。IPO準備に奮闘されておられる方々はこの機会を有効に活用してどこまで作業を進められるかという姿勢で取り組まれようとされているのではないでしょか。
このような時期にお勧めしたい作業として決算資料の整理があります。
皆さんの会社では四半期・年度決算の作業資料をどのように保管されているでしょうか。最近では紙の資料も少なくなり多くの会社では社内の共有フォルダに作成した電子ファイルを保管され、紙では出力していなかったり、出力していたとしても決算を締めるのに精一杯できちんと整理できていない会社さんも多いのではないかと思います。
ただ、その場合にはバージョン違いのファイルが散乱していたりファイル名がまちまちのルールで保管されていたりして、肝心な時になかなか欲しい情報にたどり着けないといった状況は生じていないでしょうか。
もしそのような会社さんがありましたら、年末年始の時間を使って、今期の四半期決算、年度決算の資料を敢えて紙で出力してファイルに整理されてみてはいかがでしょうか。
その際、Ⅰの部の注記情報の順番にインデックスを作ってテーマごとに関連資料を整理されたり、組替表、前期比較、予実比較資料、連単倍率分析等が最終版になっているかを確認しておかれると次の決算時の際の留意事項も把握できて良いと思います。また、ついでに次の決算時資料を綴じ込むファイルやインデックスも準備してしまうと、それだけでも作業対象・保管場所が明確になり、決算に携わるチームのゴールを共有しやすくなり作業効率もアップすると思います。
他にもIPO準備で作成された膨大な資料群を年末に整理整頓しておくことは少なからず来年以降の成果につながっていくと思います。
かくいう私自身もこの時期、しっかりと資料を整理整頓をして、お客様へのご支援をより効果的にしていきたいと思います。
(加藤)