この度ラルクに参画することになりました古川司と申します。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
簡単に私の経歴をご紹介させて頂きますと、公認会計士二次試験合格後は中央青山監査法人に入社し主に法定監査を中心としつつも、公開準備会社の監査、予備調査業務等、監査法人の中でもIPOに係る業務に従事して参りました。その後大和証券に入社し引受審査業務、公開引受業務と上場準備会社に対する支援業務を中心に従事して参りました。証券会社での業務経験後、再度会計業務の経験も積みたいと考え、優成監査法人、有限責任監査法人トーマツでの監査業務経験後、この7月よりラルクにてIPO支援業務に従事させて頂くことになりました。
そもそも私がIPOに興味をもったきっかけは、1999年の東証マザーズ設立や2000年のナスダックジャパンの設立に遡ります。当時日本では新興市場育成の必要性が叫ばれ新市場の設立を契機にベンチャー企業の上場ラッシュとなり大変な熱気でありました。残念ながら当時私は公認会計士試験の受験生でありましたが、「はやく合格して、IPOに係る業務に参加してみたい。」と夢見ていたことを記憶しています。
IPOといえば自分でベンチャー企業を立ち上げ直接的に参加するという方法もあるのですが、私自身では「この事業をどうしても立ち上げてみたい。」という事業がないため、そのような事業への情熱を持つ経営者の方々を側面からサポートするという形で、新規事業の育成に貢献できるのではないかと考えております。
IPO市場はリーマンショック以降の低迷期を脱し、2015年は新規上場社数も90社を超え活況を呈しでいると言えます。但し上場社数の増加に伴い投資家の期待を裏切るような上場会社も散見され、先日のイギリスのユーロ離脱問題や新興国経済の低迷を要因として株式市場も膠着状態となっており、IPOにとって逆風とも言える芽も生じています。このような状況下での私自身のラルクでの船出となりますが、上場を希望する会社様に少しでも貢献できるよう全力を尽くす所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
(古川)