ブレクジット、トルコでのクーデター騒動、LINEの日米同時上場、ポケモンGOフィーバー、東京都知事選等々何かと話題が絶えない今年の夏ですが、8月はいよいよ2016リオデジャネイロオリンピックの開幕です。
開会式は日本時間の今週土曜の朝から、サッカー予選は本日から開始されるようです。
今月21日までの約2週間ちょっとの間に、新たに追加されたゴルフと7人制ラグビーを含む28競技306種目の世界一を決める時間が連日目まぐるしく展開されます。日本選手の活躍にも期待したいです。
また、今回のオリンピック・パラリンピックは、これまでの大会と異なり、次の2020TOKYOに向けた重要なシミュレーションの場でもあります。先日の都知事選では大会準備の不透明性が論議されておりましたが、そういった観点も大切ではありますが、実際に4年後の東京で、開催国として大会をきちんとトラブルなく運営できるかどうかの方がもっと大切です。益々加速する少子高齢化への対応やアジア等の台頭による産業構造転換を余儀なくされている現状において、2020TOKYOを通じて「これぞ日本」と世界から再認識されるようなアピールを実現したいところです。
そのためには、日本国民一人一人が今回のリオ五輪をつぶさに観察し、東京五輪ではより良い運営ができるよう知恵を絞って、啓蒙・共有していくような前向きな議論がもっと加速していくといいですね。
私自身、今回のリオ五輪は、単に競技結果に一喜一憂するだけでなく、「東京五輪だったらここはどうなるのだろう」と、少し参画意識をもって楽しみたいと思います。
多少強引な展開ではありますが、IPO準備にも同じことが言えると思います。ただ漠然と主幹事証券や監査法人からのリクエストに応えるだけではなく、常に上場後の立場をイメージして、社内情報の流通経路やリスク管理体制の構築を主体的に創意工夫することで見えてくる世界もあるのではないでしょうか。
(加藤)