今月初旬にベネルクス三国を旅行する機会を得ました。オランダ、ベルギー、ルクセンブルクのそれぞれの首都であるアムステルダム、ブリュッセル、ルクセンブルクを駆け足で巡ってきました。これらの地域は、北緯50度~53度あたりで札幌(北緯43度)よりもさらに高いエリアということもあり、夏場は日照時間が長く、夜は22時頃まで明るいので街の景観を長時間堪能できてちょっと得した気分でした。
いずれも個性的な素晴らしい観光都市でしたが、なかでもベルギーのブリュッセルはEU本部やNATO本部が置かれるだけあって、ヨーロッパの中心としての風格が感じられ古今の歴史と文化が調和していて特に印象に残りました。現地で夜に散歩をしているとすごく立派な建物があったのでグーグルマップで調べてみるとそこはブリュッセル証券取引所でした。すでに23時を過ぎていたのですが(土曜だからかもしれませんが)取引所の前にはたくさんの人がいて市民の憩いの場になっているようでした。弊社のご近所にある東証さんとはだいぶ趣が異なっていました(取引所の前にはバブルという名のお店がありました)。
ウィキペディアによれば、1801年にナポレオンの命により設立され、2000年にパリ証券取引所、アムステルダム証券取引所と統合し、現在はユーロネクスト・ブリュッセルとして運営されているとのことでした(東証は1878年に前身である東京株式取引所が売買開始)。
そこで、そもそもヨーロッパの証券取引所はどうなっているのだろうと思い、更に調べてみました。
【ヨーロッパの主要な証券取引所】
●ロンドン証券取引所
●ユーロネクスト(ユーロネクスト・パリ(フランス)、ユーロネクスト・アムステルダム(オランダ)、ユーロネ
クスト・ブリュッセル(ベルギー)、ユーロネクスト・リスボン(ポルトガル)から構成)
●フランクフルト証券取引所
●マドリード証券取引所
●OMX(ストックホルム証券取引所(スウェーデン)、ヘルシンキ証券取引所(フィンランド)、コペンハーゲン証
券取引所(デンマーク、ビリニュス証券取引所(リトアニア)、リガ証券取引所(ラトビア)、タリン証券取引所
(エストニア)から構成)
他にもイタリア証券取引所、アイルランド証券取引所、スイス証券取引所、CEE証券取引所グループ等々、たくさんの取引所がヨーロッパにはあるようです。
職業柄これらの取引所において、IPOはどのような制度が整備されていて、どのようなドラマが日々展開されているのだろうと感慨にふけりました。
連日快晴に恵まれ、良いリフレッシュをさせていただきました。
(加藤)
私事ですが、本日でラルクに参画して丸10年が経ちました。日々いろいろな方に支えられながらのあっという間の10年でした。お世話になっている皆々様とラルクのメンバー、家族に感謝して、気を引き締めて11年目をスタートしたいと思います。