今年もはや2カ月が過ぎようとしています。今年も何かと話題に事欠かない年の始まりだったように思います。
少し思い返してみますと、箱根駅伝での青学4連覇に始まり、貴乃花親方の理事解任、韓国文大統領による慰安婦問題への対応、成人式での着物業者トラブル、大雪警報の発令、ビットコイン取引所での流出事件、皆既月食、北陸地方での記録的豪雪、そして、若干政治色のにじむ平昌五輪、等々。
また、株式相場に目を転じますと、一昨年もこの時期のブログで相場の乱高下を取り上げたのですが、今年も同様に株価が乱高下しました。最近のこのような株価の乱高下は、コンピューターを使ったアルゴリズムによる自動取引の影響ともいわれており、今回の世界的な連鎖株安は相場の予想変動指数(volatility index)に売買システムのアルゴリズムが反応したことにかけて「VIXショック」とも言われているようです。
最近は少し相場も持ち直して収束の方向に向かっているようにも見えますが、これから3月の上場ラッシュが続きますので、初値形成に余計なバイアスがかからないことを願うばかりです。
このところバタバタした日々が続いていてオリンピックをテレビで見ることもままならないのですが、金メダルの羽生選手や小平選手をはじめトップアスリートの活躍をネットのニュースで知ると「よしっ」と嬉しくなります。
小平選手のインタビュー記事の引用となりますが、彼女がスケート技術を語らない理由の一つに、自分の話した技術が報道されて、大切にしている滑りの感覚の中に、他人の「言葉」が残るのが嫌で、だから語らないというくだりがありました。
この記事を目にした際に、トップアスリートとして限界まで感覚を研ぎ澄ましていく孤高の世界観が感じられて凄く心に刺さりました。
他方、プロアスリートであればしっかりと自分の技術を開示して、それを観客の前で実践してみせることが仕事じゃないかとの意見もあるかも知れません。
いずれにしても、自分の技術と真摯に向き合って常に刀を研ぎ続けているトップアスリートの姿にはとても勇気づけれられます。
(加藤)