【古川】ブラック校則

 広島市内で雪が強まった先月25日の朝、中学校で男子生徒がジャンパーを着て登校したところ、校門で教員に呼び止められて校則にあたる「生徒指導規程」に基づき、着てこないよう指導を受けたということです。当日の広島市の最低気温はマイナス4.2度、最高気温は3.1度でした。

 

 この学校の生徒指導規程では、寒い時に着用を認めているものとしてセーターやマフラー、手袋などは記載されていますが、ジャンパーやコートの記載はなく、学校によると認めていないということです。学校側は「決められたルールは子どもの安全や安心のために守る必要がある。現時点では、病気などの個別な理由を除き、認めている防寒着で寒さに対応できると考えている」とコメントしています。ただ最高気温が3度台でコートの着用を認めないというのはちょっと普通じゃないと思います。

 

 以前からブラック校則というのは話題になっていて、ネットで調べてみると例えば以下のようなものがあります。

  • ツーブロック禁止
  • 雨や雪で制服や髪が濡れても拭いてはいけない(風邪をひいたら自己責任)
  • 通学は片道40分以上かかるのに、徒歩以外許されず、水分補給もダメ
  • 給食の準備時間と最後の10分は、声を発してはいけない
  • 誰かの校則違反を担任に告げ口したら、自分の校則違反で没収された漫画などを返してもらえるという、闇の深いシステムが存在した・・・
  • 自転車通学用ヘルメットは、事故で割れても卒業まで替えはない

   (以上Twitterから)

 

 上記のブラック校則については、思わず笑ってしまうようなものもありますが、このような話は校則だけではなく、会社の規程やルールなどにもあるのではないでしょうか。

 上場準備において業務フローの整備を行っている際に、なぜそのような手続きが行われているのか疑問に思える手続きがあります。会社の担当者になぜそのような手続きになっているか質問すると「以前からそうやっていた」「前の担当者から引き継ぎを受けただけで何故やっていたかはわからない」というような答えが返ってくるケースがあります。また「その手続きは意味が無いと思えるが変えるには理由が必要でなかなか変えることができない。」といったケースや「全社的にみれば変更が必要なものの、ベテランの担当者が業務を変更するのが手間であるといった理由でなかなか改善できない」といったケースも存在するようです。

 

 校則しかり、会社の規程しかりですが、もともとは意味があってルール化されたものですが、法令の変更や会社の規模やステージに応じ常に改善が必要なものです。

会社の規程やルールについても①常にその意義を検討する。②現状のルールにとらわれることなく常にブラッシュアップを心がける③担当者レベルのみでなくマネジメントレベルでの検討を行うということが必要になってきます。

 上場会社になるということは、金融商品取引法、会計基準、取引所規則への対応等、未上場時と比較し大きな環境変化が生じます。このような環境変化へのしなやかな対応というのも早期上場実現のための重要なポイントであると考えています。

 

古川

2024IPO社数(予定を含む)=26*

2023IPO社数(通期)=96*

 

4月19日現在

市場別

2024

(含予定)

2023

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

0

3

23

0

0

1

0

2

23

66

5

1

1

0

 Qボード 0 1

合計

   27

99

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

 

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2023IPO社数(通期)=96*

2022IPO社数(通期)=91*

 

市場別

2023

2022

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

2

23

66

5

1

1

0

3※1

142

70※3

2

0

2

1

 Qボード 1 0

合計

   99

92

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

1:東証11社を含みます。

2:東証2部+JQ4社を含みます。

3:マザーズ10社を含みます。

2022IPO社数=91

2021年IPO社数=125社

 

市場別

2022

 

2021

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

東証1

2

10

60

1

6

東証2

3

8

マザーズ

10

93

JASDAQ

メイン-名

1

2

16

名証2

0

3

ネクスト-名

セントレックス

2

0

1

Qボード

アンビシャス

0

3

合計

92

130

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。