内部統制報告制度(以下「J-SOX」)において「3点セット」とは、「フローチャート」、「業務記述書」、「リスクコントロールマトリックス(RCM)」の3つの資料を指します。

(注)「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」においては、これらの資料はそれぞれ、「業務の流れ図」、「業務記述書」、「リスクと統制の対応」と表現されています。

 

 


J-SOX」対応準備作業においては、内部統制の状況を把握・評価するために、取引の流れや会計処理の過程を理解し、不正や誤謬による虚偽記載発生のリスクと、リスク低減のための統制(コントロール)を把握する必要があります。

これら3つの資料は、それぞれ以下の目的で作成、使用されます。

① フローチャート、業務記述書

取引の流れや会計処理の過程を把握するために作成します。

フローチャートは、業務フロー全体を把握し、業務フロー中のリスクとコントロールを把握するのに有効です。

業務記述書は、担当ごとの、より詳細な業務内容の記述に有効な資料です。

② リスクコントロールマトリックス

不正や誤謬による虚偽記載発生のリスクと、当該リスクに対応するコントロールを把握するために作成する資料です。

 

(内部統制報告制度に関するQ&A)

金融庁「内部統制報告制度に関するQ&A」では、「3点セット」を作成しなければならないというわけではなく、「フローチャート」や「業務記述書」の代わりに、既存の業務マニュアルや諸規程類を利用し、必要に応じてリスクコントロールマトリックスのような図表を作成することも一法であると説明しています。

 

 

関連項目:内部統制報告制度(J-SOX)RCM(リスクコントロールマトリックス)アサーションロールフォワードウォークスルー

 

IPO状況12月6日現在

2024IPO数(予定含む)=86【-】*

2023IPO数(通期)=96*

 

市場別

2024

(含予定)

2023

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

4【-】*

13

64

1

0

4

1

2

23

66

5

1

1

0

 Qボード 3 1

合計

  90【-】

99

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。また、【 】は、S-1方式による上場承認前の社数であり外数で記載しています。 

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過年度のIPO状況

2023IPO(通期)=96*

 

市場別

2023

2022

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

2

23

66

5

1

1

0

3※1

142

70※3

2

0

2

1

 Qボード 1 0

合計

   99

92

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

1:東証11社を含みます。

2:東証2部+JQ4社を含みます。

3:マザーズ10社を含みます。

 

2022IPO数=91

 

市場別

2022

 

2021

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

東証1

2

10

60

1

6

東証2

3

8

マザーズ

10

93

JASDAQ

メイン-名

1

2

16

名証2

0

3

ネクスト-名

セントレックス

2

0

1

Qボード

アンビシャス

0

1

3

合計

92

130

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。