CAPM(資本資産価格モデル)とは、均衡状態にある市場における市場ポートフォリオ(注1)に対する期待収益率と個別資産に対する期待収益率の関係を定式化した理論をいい、Capital Asset Pricing Modelの略です。キャップエムと呼ばれます。
(注1)市場ポートフォリオ
市場のすべての資産(銘柄)の組み合わせ、もしくはすべての銘柄の組み合わせに対する投資をいいます。
一定の条件の下では、市場ポートフォリオへの分散投資により個別銘柄のリスクを相殺することで、投資リスクを最小にすることができます。(この場合のリスクを、個別銘柄の要因を除いた市場のリスクという意味で「システマティック・リスク」といいます)
実務上は市場のすべての銘柄ではなく、市場のすべての銘柄の組み合わせと同様とみなせる組み合わせ(TOPIXなど)を使用します。
(CAPMの考え方)
CAPMでは、市場ポートフォリオに対する期待収益率と個別の資産(銘柄)に対する期待収益率に関して、以下のような関係があると考えます。
rs-rf=β(rm-rf)・・・・①
rs:個別資産に対する期待収益率
rf:リスクフリーレート(無リスク資産(国債等)の利子率)
rm:市場収益率(市場ポートフォリオの投資収益率)
式①の(rs-rf)及び(rm-rf)はいずれも(無リスク資産ではなく)リスク資産に投資することに対する代償部分で、リスクプレミアムといいます。また、βは個別資産のシステマティック・リスクを表す係数です。
式①は以下のように表すことができます。
rs=rf+β(rm-rf)・・・・②
(DCF方式)
CAPMは株価算定方法の一つであるDCF方式でも利用されます。
DCF方式は、会社が将来生み出すキャッシュ・フローの割引現在価値から会社の価値(事業価値、企業価値、株主価値)を算定する方法です。
DCF方式で用いる割引率(WACC)は、負債コストと株主資本コストを負債価値と株主資本価値で加重平均して求めますが、株主資本コスト(rs)求める際にCAPMを利用します。
関連項目: DCF方式、フリー・キャッシュ・フロー、WACC、資本コスト、β
2024年IPO数(予定含む)=86【-】社*
2023年IPO数(通期)=96社*
市場別 |
2024年 (含予定) |
2023年 (参考) |
プライム スタンダード グロース メイン-名 札幌(本則) ネクスト-名 アンビシャス |
4【-】* 13 64 1 0 4 1 |
2 23 66 5 1 1 0 |
Qボード | 3 | 1 |
合計 |
90【-】* |
99* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。また、【 】は、S-1方式による上場承認前の社数であり外数で記載しています。
過去分はメンバー紹介ページの各メンバーのブログ欄をご参照ください。
【ご注意ください】
当社の社名を名乗った振込詐欺行為が確認されております。当社が個人に対して振込請求を行うことは、有料サービスの提供等、お客様からのお申込みやご依頼に基づくものを除きございませんので、ご注意願います。
(ご参考窓口)
また、現在、世界中で「コールド・コーリング(Cold Calling)」と呼ばれる詐欺的な証券投資勧誘行為も行われております のでご注意願います。
2023年IPO数(通期)=96社*
市場別 |
2023年 |
2022年 (参考) |
プライム スタンダード グロース メイン-名 札幌(本則) ネクスト-名 アンビシャス |
2 23 66 5 1 1 0 |
3※1 14※2 70※3 2 0 2 1 |
Qボード | 1 | 0 |
合計 |
99* |
92* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
※1:東証1部1社を含みます。
※2:東証2部+JQ4社を含みます。
※3:マザーズ10社を含みます。
2022年IPO数=91社*
市場別 |
2022年
|
2021年 (参考) |
プライム スタンダード グロース 東証1 |
2 10 60 1 |
- - - 6 |
東証2 |
3 |
8 |
マザーズ |
10 |
93 |
JASDAQ メイン-名 |
1 2 |
16 - |
名証2 |
0 |
3 |
ネクスト-名 セントレックス |
2 0 |
- 1 |
Qボード アンビシャス |
0 1 |
3 - |
合計 |
92* |
130* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。