このたび新たにラルクに参画させていただくこととなりました、関口学と申します。
ブログとして初めての記事になるため、簡単に自己紹介を行わせていただきますと、事業会社での経理等の業務経験を経て、証券取引所での上場審査・新規上場誘致業務、監査法人での上場支援業務と、IPO関連の業務を経験してきました。そして、このたびのIPOコンサルタントとしてのラルクへの参画で、引き続きIPO業務に携わらせていただくことになります。
立場は変わりながらも私が継続してIPO業務に携わっているのは、IPO関連の仕事が好きであり、とてもやりがいのある仕事だと思っているためなのですが、最大の魅力は「IPOは関係者全員がハッピーになることができる」という点にあります。
具体的には、IPOを実現した企業は上場時の資金調達や信用力・知名度の向上により、更なる発展の基盤を作ることができます。IPOを実現した企業に勤める従業員の方は上場企業の従業員となり、社会的な信用力が向上します。また、IPO時には多くの外部関係機関が関与することになりますが、関与した各機関(証券会社、監査法人、VC、証券印刷、証券代行、IPOコンサルタントなど)も、クライアントの成長によりメリットを享受することができます。
そして、上場を新たなスタートとして企業が継続的な成長を続けることで、上場後に投資した個人投資家も(理論的には)株価の上昇によってメリットを享受できます。企業が成長を続ける過程では新たな雇用が創出され、また税収も増加していくため、日本経済にとってもプラスとなります。
もちろん、現実的には必ずしも全てがこのように上手くいくわけではないのですが、そのような可能性を秘めていることは確かです。世の中を見渡しても、このように多くの関係者全員がハッピーになれる(可能性のある)業務というものは、意外と少ないのではないかと思います。
最近でこそアベノミクスによってやや明るさを取り戻しつつある日本経済ですが、全体としては閉塞感がある中で、新たな産業や企業の創出、成長、そしてIPOといった流れは成長戦略を語る上でも欠かせません。今後もこの分野において、クライアントや日本経済に貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(関口)