社名には各社それぞれの起業時の思い入れが込められているものが多いと思われます。
創業者精神、経営理念、志、目指すべき目標等が織り込まれている社名、事業内容を連想させる社名等々、会社設立時にどのような社名にするのかは創業者の思いが込められており、外部からはその会社のビジョン等がわかるひとつとなっております。
取引所のIPO審査においても、特徴的な社名の場合には、その会社の理念、特徴、創業者の思い等を把握する目的で社名の由来を質問されることがあります。
さて、実際にいくつかの会社の社名の由来を調べてみると、結構深い意味があることに気付かされます。
■ファーストリテイリング:
FASTの「速い」と、RETAILINGの「小売」のふたつを合わせたもので、ファーストフードのように早い小売業という意味。お客様の求めている商品をいかに速く提供できるか、という精神が社名に込められている。
因みに、「ユニクロ(UNIQLO)」の由来は、ユニーク・クロージング・ウェアハウス(UNIQUE=独自の CLOTHING=衣類 WAREHOUSE=倉庫)」を略したもので、『ほかでは買うことのできない良いカジュアルファッションを、お客様が自由に選び買うことができるブランド』という意味が込められている。
■ドコモ(Docomo):
Do Communications Over The Mobile Network(移動通信網で実現する積極的で豊かなコミュニケーション)の頭文字よりつづったもの。
■アコム:
Affection(愛情)Confidence(信頼)Moderation(節度)の頭文字でACOM。
■三洋電機 :
三洋とは、太平洋、大西洋、インド洋のことで、これらにつながる世界を相手に、人間・技術・サービスを三本柱とする事業方針から 社名とした。
さて、「ラルク」の社名の由来に関しては、ラルク創業者であり代表取締役である鈴木のブログにて社名に込められた創業時の思い、精神等について、詳しく説明します。
(黒川)