【鈴木】忘れてはいけない上場の準備の意義

今までのブログは、資本市場、中でもIPO業界の健全な発展を意識した内容を書いてきました。今回は、忙しくしている中で大切なのに忘れがちなことに触れたいと思います。


IPO準備会社は、伸び盛りの会社が多く、役職員の方々はそれでなくても日常業務などの仕事が多い中でさらにIPOの準備をされています。

時にIPO準備の事務局の方々は休みや睡眠を削って対応する場面もあります。そんな日が続くと、目先の対応に追われ、そもそもの作業の意義も忘れがちになるケースもあるのではないでしょうか。

「誰の為にこんなに苦労しているのか。」「何のためにこんな作業をしているのか。」と疑問が持ち上がり、モチベーションも落ちて行きます。しかし、社長や経営陣は、状況の正確な諸問題を把握もせず作業が遅れていることを許さないことがあります。事務局の中には、作業の進捗が悪いのを気付かれないために、正確な情報を上げずに適当に表面を取り繕う事があるのではないかと思います。

これらは東芝問題も少し似ているところがあるように思います。

目標、目的は良いのですが、達成する為に手段を択ばない。現場の悲鳴に対して聞く耳を持たない。結果、表面上の数値だけを求めて社員を追い詰めるのでしょう。


IPO準備とは、上場後にも対応出来る組織作りであり、管理体制の整備を行う上場前の重要プロジェクトなのです。さらに、上場後も成長するための管理体制の土台作りなのです。このような重要な意義がある作業でもあるのに、社長や経営陣から形式的に進捗を問われ、事務局の方では仕方なく表面上を取り繕う事になるケースがあります。その内「意義の無い、やらされ感」を持つことになり、無理・無駄・無意味の連鎖が起こります。


社長や経営者の方々こそは、上場準備の意義を忘れないように心掛けることが必要です。決して、上場することが目的とならないようにして頂きたいものです。

皆さんに言いながら、一番言い聞かせたいのは弊社、及び、私自身に対してです。

我々ラルクはIPOの準備作業の支援を通じて、上場後も投資家への適時適切な開示が出来る体制を作り、規模が大きくなっても管理が破たんしないように成長もして頂けるよう体制を整えておくサポートを行う事が重要だと考えています。また、IPO専門のコンサルタントとして、IPO準備の効果を出せるように、効率を上げて仕上げて行けるようにしたいと思っています。事務局と行う作業に忙殺される中でも、審査に合格する為だけのサポートではなく、常に当初の意義を忘れないよう心掛けてサービスを行う事で、皆様に喜んで頂けるよう努めて参りたいと思います。


 鈴木

2024IPO社数(予定を含む)=26*

2023IPO社数(通期)=96*

 

4月12日現在

市場別

2024

(含予定)

2023

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

0

3

23

0

0

1

0

2

23

66

5

1

1

0

 Qボード 0 1

合計

   27

99

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

 

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2023IPO社数(通期)=96*

2022IPO社数(通期)=91*

 

市場別

2023

2022

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

2

23

66

5

1

1

0

3※1

142

70※3

2

0

2

1

 Qボード 1 0

合計

   99

92

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

1:東証11社を含みます。

2:東証2部+JQ4社を含みます。

3:マザーズ10社を含みます。

2022IPO社数=91

2021年IPO社数=125社

 

市場別

2022

 

2021

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

東証1

2

10

60

1

6

東証2

3

8

マザーズ

10

93

JASDAQ

メイン-名

1

2

16

名証2

0

3

ネクスト-名

セントレックス

2

0

1

Qボード

アンビシャス

0

3

合計

92

130

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。