先日、野村証券公開引受部様が「IPOは野村に聞いてみよう。」と言う書籍を出版されました。
IPOを迷っている会社や検討しようとする会社が読むのには非常に参考になる良い内容になっています。是非、一読をお勧めします。弊社としてはIPO指向の会社が増えて、資本市場を通じて新しい技術やノウハウを持った会社が成長し、経済も活性化することを願っています。
さて、この書籍では、IPOの準備作業の説明は書面の関係もあり殆ど省略しているようですが、実はこのIPOの準備作業は思ったより大変です。社長様の中には、アドバイスをもらえるのだから証券会社に任せておけば何とかなるだろうだとか、あの社長のあの会社が上場出来たのだから自社でもなんとかなるだろうと思いがちです。しかし、そう思っている社長(会社)の下で準備をする事務局の方々は、実際始めて見るとIPO作業の困難さに直面することが多いと思います。そして、社長との意識のギャップに閉口し、混乱して疲弊してしまうことがあります。社長が作業は簡単に進むと思っている場合、意識を変えていただくのが大変です。
IPOが実現するだけでもメリットが大きいのは野村證券様の書籍を読めばわかりますが、意識を変えてIPO準備を行えば、準備がいかに有意義なものかを実感できると思います。ただし、方向性や進め方などの方法を間違えると、効果を実感する前に疲れ果て、無駄な作業になることが多いと思います。
IPOコンサルが提供するサポートは会社により大きな違いがありますが、総じて黒子役になっていることが多いものです。野村證券様の書籍では、実務的な記載があまりないこともあるのでしょうか、IPOコンサルの説明は殆どありません。
弊社のサポートも元々黒子だと思いますし、一方、弊社に多数の会社からコンサルのご依頼が来ても物理的にすべて対応出来るわけでもありません。弊社のことを知る人(中でもIPO業界に精通している方)が知っていただければ良いかと思ったりもします。
いずれにしても、弊社はIPO準備に関しては、どこよりも高い品質でノウハウを駆使して上場前の準備期間を有効活用して効果を出せるようサポートしてまいりたいと思います。
(鈴木)