先日、「ビジネス書大賞2019」授賞式に参加する機会があり、受賞者のトークセッション等を観覧してきました。今年の受賞作品は以下の通りです。
大賞 :AI vs. 教科書が読めない子どもたち
経営者賞 :ティール組織──マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
読者賞 :the four GAFA 四騎士が創り変えた世界
トークセッションの中では、「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」は発売が2018年7月であり、すでに本書の内容の一部が陳腐化しているとの話もあり、時代の変化の激しさを実感しました。
受賞本の中で「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」は未読であったため購入し読んでみました。本書では以下のようなことが記載されています。
なんだかとても怖い話のようにも思いますが、10年前と比較しても大企業だけではなく中小企業にも情報システムの導入が広く進んでいることを実感します。
ざっと思いつくだけでも、ファイル共有ツール、連結決算システム、販売管理システム、経費精算システム、勤怠管理システム、グループウェア、チャットツール、IT資産管理システム等は、未上場企業でも普及率が上昇しているのではないでしょうか。
このような状況もあり、近年では省力化投資に係る事業を展開している企業の株価も上昇基調にあるようです。
これらのシステムについては、管理部門の従業員だけでなく、全従業員の業務効率化に資する可能性が高く、中長期的にはコスト削減に大きな効果を発揮すると思われます。しかし導入初期のキャッシュ・アウトが生じることから、導入に慎重となる企業も依然として存在します。
省力化投資は、今後の労働力不足や働き方改革への対応に対する重要な手段であり、一時期のキャッシュ・アウト金額のみで判断するのではなく
等も勘案し、積極的に推進する必要があると考えています。
(古川)