ある法律の定めに関連して「一定の条件を満たしていれば、法律違反には該当しないこと(適用除外範囲)」が定められている場合、その適用除外に関するルールを「セーフハーバー・ルール」といいます。
セーフハーバー・ルールには、あらかじめ法律のリスクを明確にすることで、企業等の活動を安定化させる効果があります。
(セーフハーバー・ルールの事例)
様々な法律の定めに関連してセーフハーバー・ルールは存在します。
上場準備に関連するセーフハーバー・ルールには、たとえば以下のようなものがあります。
(1)金商法の届出前規制
有価証券の募集等を行うにあたっては、会社が事前に有価証券届出書を内閣総理大臣に提出している必要があります。
そのため、有価証券届出書の提出前に投資家等に対して情報発信を行う場合には、届出前勧誘に該当しない範囲で行う必要があり、届出前勧誘に該当しない行為としては、以下のような例示があります。(企業内容等開示ガイドライン2-12)
・有価証券届出書の提出日の1か月前以前に行われる当該会社に関する情報発信
・当該会社の通常の業務の過程において定期的な情報発信 等
※ただし、いずれの場合も将来見込まれる募集または売出に係る情報に触れることはできません。
(2)税制適格ストック・オプション:非上場会社の株価の時価
税制適格ストック・オプションでは、「税制非適格」のストック・オプションと異なり、課税繰延などの優遇措置を受けられます。
税制適格ストック・オプションの要件の一つとして、租税特別措置法では「権利行使価額が、ストック・オプション契約締結時の時価以上であること」と定めていますが、非上場会社の場合、上場会社のように株価(時価)が明確でないという問題があります。
そのため国税庁は、税制適格の判定における非上場会社の株価(時価)について、所得税基本通達による「原則方式」または財産評価基本通達による「特例方式」で算定するとしています。
(「ストックオプションに対する課税(Q&A)」 問7など)
(3)インサイダー取引規制の「知る前契約・計画」
インサイダー取引規制により、未公表の重要事実を知った会社関係者等の売買は禁止されていますが、「知る前契約・計画」の要件(注)を満たして売買を行った場合、インサイダー取引規制の適用除外となる制度です。
(注)上場会社の役職員等が、未公表の重要事実を知る前に、売買の予定など必要な記載をした契約・計画を作成するなどが必要。
(金商法第166条 第6項 第12号。インサイダー取引規制に関するQ&A 応用編(問5))
(サステナビリティ開示基準に基づく一部開示に関するセーフハーバー・ルール)
2027年3月期以降、東証プライム市場上場の時価総額の大きな企業について、段階的にサステナビリティ開示基準(SSBJ基準)に準拠した有価証券報告書の作成が義務づけられます。
(企業内容等の開示に関する内閣府令19条の9)
このSSBJ基準に準拠した開示のうち、「スコープ3温室効果ガス排出に関する定量情報」については、一般に合理的と考えられる範囲で差異が生じる要因や推論過程等、社内の開示手続等に関する記載がされている場合には、虚偽記載等の責任を負うものではないとする考え方が明示されています。
(企業内容等の開示に関する留意事項について 「B 基本ガイドライン 5-16―2」)
(有価証券届出書(二号様式) 記載要領(30)d)
2026年IPO数(予定含む)=17社*
2025年IPO数(通期)=66社
| 市場別 |
2026年 (予定含む) |
2025年 (通期) |
| プライム | 0 | 7 |
| スタンダード | 6 | 12 |
| グロース | 11 | 41 |
| メイン-名 | 1 | 1 |
| ネクスト-名 | 0 | 3 |
| アンビシャス | 0 | 1 |
| Qボード | 0 | 1 |
| 合計 | 18* | 66 |
* 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
過去分はメンバー紹介ページの各メンバーのブログ欄をご参照ください。
【ご注意ください】
当社の社名を名乗った振込詐欺行為が確認されております。当社が個人に対して振込請求を行うことは、有料サービスの提供等、お客様からのお申込みやご依頼に基づくものを除きございませんので、ご注意願います。
(ご参考窓口)
また、現在、世界中で「コールド・コーリング(Cold Calling)」と呼ばれる詐欺的な証券投資勧誘行為も行われております のでご注意願います。
2025年IPO数=66社
|
市場別 |
2025年 (通期) |
2024年 (通期) |
|
プライム スタンダード グロース メイン-名 ネクスト-名 アンビシャス Qボード |
7 12 41 1 3 1 1 |
4 13 64 1 4 1 3 |
|
合計 |
66 |
90* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
2024年IPO数(通期)=86社*
|
市場別 |
2024年 (通期) |
2023年 (通期) |
|
プライム スタンダード グロース メイン-名 札幌本則 ネクスト-名 アンビシャス Qボード |
4 13 64 1 0 4 1 3 |
2 23 66 5 1 1 0 1 |
|
合計 |
90* |
99* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
2023年IPO数(通期)=96社*
|
市場別 |
2023年 (通期) |
2022年 (通期) |
|
プライム スタンダード グロース メイン-名 札幌本則 ネクスト-名 アンビシャス Qボード |
2 23 66 5 1 1 0 1 |
3※1 14※2 70※3 2 0 2 1 0 |
|
合計 |
99* |
92* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
※1:東証1部1社を含みます。
※2:東証2部+JQ4社を含みます。
※3:マザーズ10社を含みます。
2022年IPO数(通期)=91社*
|
市場別 |
2022年 (通期) |
2021年 (通期) |
|
プライム スタンダード グロース 東証1 東証2 マザーズ JASDAQ メイン-名 名証2 ネクスト-名 セントレックス アンビシャス Qボード |
2 10 60 1 3 10 1 2 0 2 0 1 0 |
- - - 6 8 93 16 - 3 - 1 - 3 |
|
合計 |
92* |
130* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
株式会社ラルク