IPOにおけるロードショーとは、上場時ファイナンスの際に、発行条件に対する意見聴取の目的で、会社幹部が機関投資家を訪問して事業内容等の説明を行うことをいいます。

説明を受けた機関投資家からの株価に関するフィードバックを判断材料として、ブックビルディングの仮条件価格帯が決定されます。

ロードショーの結果は、機関投資家の投資判断、ひいては上場時の株価に重要な影響を与えますので、主幹事証券の指導の下、十分な準備をする必要があります。

 

(上場時ファイナンス日程の概要)

 

 

① 有価証券届出書の提出

取引所の審査を経て、取引所への上場を承認された会社は、上場時の新株発行または売出し(以下「上場時ファイナンス」)のために、有価証券届出書を財務局に提出します。

 

 

 

 


② ロードショー、プレ・マーケティング→仮条件価格帯

の決定

会社幹部は機関投資家を訪問し、目論見書等を用いて事業内容等の説明を行います。

主幹事証券会社は、有価証券届出書提出後に機関投資家から、発行条件に対する意見聴取(プレ・マーケティング)を行います。

会社の内容と機関投資家からのフィードバックを判断材料として、ブックビルディングの仮条件価格帯を決定します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ ブックビルディング→公開価格の決定

決定された仮条件価格帯を前提として、引受証券会社は投資家の需要状況の調査(ブックビルディング)を行います。

調査の結果を判断材料として、新株発行または売出しの価格(公開価格)を決定します。

 

 

 

 

 

④ 投資家からの証券会社への払い込み→上場日

株式の割当てを受けた投資家は、申込証拠金を引受証券会社に払い込みます。

取引所での株式の売買は、上場日から開始されます。

 


2024IPO社数(予定を含む)=71*

2023IPO社数(通期)=96*

 

11月1日現在

市場別

2024

(含予定)

2023

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

3

10

54

1

0

3

1

2

23

66

5

1

1

0

 Qボード 3 1

合計

   75

99

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

 

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2023IPO社数(通期)=96*

2022IPO社数(通期)=91*

 

市場別

2023

2022

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

2

23

66

5

1

1

0

3※1

142

70※3

2

0

2

1

 Qボード 1 0

合計

   99

92

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

1:東証11社を含みます。

2:東証2部+JQ4社を含みます。

3:マザーズ10社を含みます。

2022IPO社数=91

2021年IPO社数=125社

 

市場別

2022

 

2021

(参考)

プライム

スタンダード

グロース

東証1

2

10

60

1

6

東証2

3

8

マザーズ

10

93

JASDAQ

メイン-名

1

2

16

名証2

0

3

ネクスト-名

セントレックス

2

0

1

Qボード

アンビシャス

0

1

3

合計

92

130

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。